2020年10月19日

テレセントリックレンズとは

目次

1. テレセントリックレンズの特徴

2. 両側テレセントリックレンズの特徴

3. 片側テレセントリックレンズの特徴

4. まとめ

 

 

テレセントリックレンズの主な特徴

 

1. 焦点深度内であれば、像の膨張・収縮がない。
→寸法測定の際に測定誤差を小さくできる。
2. 視差による画像の歪が少ない
3. 同軸照明と併用した場合、対象物の明るさのムラが少ない。

 

種類は大きく分けて、両側テレセントリックレンズと片側テレセントリックレンズがあります。
弊社でも両側と片側、両方のテレセントリックレンズを取り扱っております。

 

それぞれの特徴は以下のようになります。

 

 

両側テレセンリックレンズ

 

カメラセンサー側と被写体側のどちらの距離が変わっても被写体を映し出す大きさが変わらないという特徴があります。
つまり、接写リング等を使用してカメラセンサー側の距離を変更することで倍率を変えずにレンズと被写体の距離のみを変更することができます。
ただ、映し出す範囲よりもレンズの径は物理的に大きくなりますので倍率が低くなるにつれてレンズのサイズが大きくなり、価格も高額になります。
精密測定装置や投影機に採用されています。

 

  両側テレセントリックレンズ
RT1 RT3 RT5

 

片側テレセントリックレンズ

 

被写体側のみがテレセントリックレンズ構造になっているレンズです。
両側テレセントリックレンズと違いカメラセンサー側の距離が変わると非テレセントリックレンズと同様に被写体を映し出す大きさは変わります。
両側テレセントリックレンズと比べてレンズは小型で、価格も安価になります。
寸法測定用途でマクロズームレンズのような倍率変更が不要である場合、倍率固定での置き換えとして採用されることがあります。

 

(片側テレセントリックレンズには弊社で取り扱っている被写体側テレセントリックレンズの他にカメラセンサー側のみがテレセントリックレンズ構造になっている像側テレセントリックレンズというものもあります。
こちらは通常のカメラを使用してのワーク撮影にはほとんど採用されません。)

 

 

テレセントリックレンズ(W.D.65mmタイプ)

 

テレセントリックレンズ(W.D.110mmタイプ)

     
 

テレセントリックレンズ(同軸照明対応・W.D.65mmタイプ)

 

テレセントリックレンズ(同軸照明対応・W.D.110mmタイプ)

     
 

メガピクセル対応テレセントリックレンズ(W.D.65mmタイプ)

 

メガピクセル対応テレセントリックレンズ(W.D.110mmタイプ)

     
 

メガピクセル対応テレセントリックレンズ(同軸照明対応・W.D.65mmタイプ)

 

メガピクセル対応テレセントリックレンズ(同軸照明対応・W.D.110mmタイプ)

 

 

まとめ

 

テレセントリックレンズの主な特徴は

1. 焦点深度内であれば、像の膨張・収縮がないため、寸法測定の際に測定誤差を小さくできる。
2. 視差による画像の歪が少ない
3. 同軸照明と併用した場合、対象物の明るさのムラが少ない。

などがあります。

精密測定装置や投影機に採用されている両側テレセントリックレンズ。
被写体側のみがテレセントリックレンズ構造になっている片側テレセントリックレンズとあり、
両側テレセントリックレンズは大型で高価、片側テレセントリックレンズは小型で比較的安価という特徴があります。

 

 

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