2023年05月08日

防水対応のCマウントカメラ

目次

1.防水カメラの種類

2.工業用、産業用の防水カメラに求められるモノ

3.弊社の工業用防水カメラ

 

 

1.防水カメラの種類

 

防水対応しているカメラには、様々な種類があります。

例えば我々の生活でよく使用するデジタルカメラ、最近だとスマホのカメラ機能で充分な場合もあります。共に防水IP等級があり、防水または防滴対策があります。

また、屋外用の監視カメラなどもその一つです。

 

デジタルカメラではカメラだけでIP等級があるモノ、ダイビングをする場合には水中に潜るために使用するハウジングケースの中に収納して使用するモノなど、我々の日常の多種多様なシーンやライフスタイルに合わせて種類が豊富にあります。

 

一方、監視カメラになると熱さ寒さ、雨、風、粉塵など過酷な屋外という状況に常時設置固定されるので、また手が届かない高所に設置することなどの用途から、屋外用の堅牢なハウジングケースに入れられているモノが多いように感じます。

 

 また一方、工業用途・産業用途 、すなわち工場内などの生産ラインで使用される工業用カメラ、産業用カメラではどうでしょうか?

 

 

2.工業用、産業用の防水カメラに求められるモノ

 

工場のライン工程内などで、水を使用する工程もあるため、カメラに防水・耐水性や防塵対応が求められる場面もございます。

こういった場合には先ほど紹介しましたデジタルカメラタイプや監視カメラタイプは使いにくいモノとなります。

デジタルカメラの場合、コンパクトデジタルカメラであればレンズ交換が出来ないことが挙げられます。遠距離、近距離、倍率によって異なるレンズが必要です。

一般的なコンパクトデジタルカメラは風景や人物を撮影するのに適したレンズが購入時からカメラに内蔵されており、変更することはできません。

工業用途の場合、ラインを風景的に撮影する、大型加工機全体を撮影する、また非常に小さなモノを拡大するマクロズーム撮影するような場合など多種多様なシーンがあります。その際には手軽にレンズ交換できるカメラが求められます。

また一眼レフタイプのデジタルカメラの場合は撮影したいシーンに合わせてレンズ交換は可能ですがカメラレンズを含めた大きさ・サイズが大きくなりやすい傾向があります。

一方、監視カメラではその用途に適した屋外設置用のハウジングケースが大型であることが多く、工場や機械取付等ではこれは致命的で小さいサイズのカメラが求められます。

 

また上記のことだけではなく、撮影タイミングの観点からも、トリガー信号をカメラに入力し、撮像するということも増えています。

 

したがって工業用、産業用カメラに求められる防水カメラには下記が挙げられます。

・防水であること

・シーンに合わせて手軽にレンズが交換できること

・サイズが小さいこと

・トリガー信号を受けられる外部端子があること

 

となります。

 

 

3.弊社の工業用防水カメラ

 

弊社の『防水GigE130万画素カメラ』をご紹介します。

・防水であること

IP67相当の防塵・防水の工業用、産業用カメラです。

 

・シーンに合わせて手軽にレンズが交換できること

Cマウント規格のカメラレンズマウントを採用しており、Cマウントレンズが取付、交換が可能です。

 

・サイズが小さいこと

カメラ本体部29 × 29 × 40mm(突起含まず)と小型サイズであるため、組込みにも便利です。

 

・トリガー信号を受けられる外部端子があること

外部入力トリガー端子があります。

 

で上記条件を全て満たしています。

 

 

さらに、

防水カメラには他にも注意すべきことが色々とございます。

 

・カメラだけの防水対策だけでは意味がありません。

レンズやレンズとカメラの接合部(Cマウント部)にも対策が必要です。

 

・ケーブルやコネクタ部分を含めて防塵防水対策が必要です。

 

そういった防水カメラ選定時の注意点など産業用防水カメラのことを

もっと知りたい方はコチラ

 

弊社『光学機器なんでも辞典』サイトが開きます。

https://www.shodensha-inc.co.jp/solution/waterproof-camera/

 

 

防塵防水カメラは、発塵や液体が

飛び散る恐れがある環境では効果があります。

発塵や液体が少しでも気になる環境であれば

ぜひ防塵、防水カメラをご検討くださいませ。

 

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