球体の観察のコツ

球体観察の場合、1.表面の状態(鏡面か拡散反射物か)と2.焦点深度の2点が問題となります。

今回の観察物は鏡面体の5mmの球体です。

 

 

  使用機種 
ハイビジョンマイクロスコープ TG200HD2
 

 

1.表面状態

 

対象物が球体の場合、全てがR面となります(正反射を起こす角度が必ず含まれます。)
対象物が「鏡面体」の場合、照明が正反射する部分は白とびをおこし、それ以外は影となります。

 

 

・通常に撮影した場合  
   
・HDR(ハイダイナミックレンジ)機能  
ノーマル撮影より、影と白とびの差が少なくなります。
   
・HDR機能+偏光フィルター  
 
白とびの部分は多少抑えられるが、それ以外の部分はHDR機能のみの方が若干見やすい。
   
・対象物の周囲を反射板で囲む  
   
 

 

どのような手法でも、鏡面体に近ければ、鮮明な撮影は難しくなります。
多少なりとも拡散反射物またはそれに近いものであれば、HDR機能等の使用で観察しやすくなります。

 

 

■焦点深度

 

さらに球面の場合、焦点深度の問題も発生します。
上記の球体に潤滑剤を付けて焦点がどこまで合うか確認します。

下の写真は、上記5mm球形のサンプルに潤滑剤を付けております。
焦点は球体の頂点に合わせております。

絞りを絞った方が焦点深度が深くなり、全体にボケた感じが少なくなっています。

 

 

絞りを絞った場合 絞りを開放した時