2024年02月13日

LEDの寿命について

■故障と劣化

LEDは電球のように寿命によって突然切れることはありません。
LEDが点かなくなるとすれば、「LED自体が何らかの原因で壊れる」
「LEDへ電力が供給できなくなる(回路の故障や断線など)」 といった、
寿命というより故障が主な原因になります。

 

LEDの弱点としては、「熱に弱い」「静電気に弱い」「湿気に弱い」などがあります。
破損の原因としてもこれが原因となることが多いようです。

 

 

熱に弱い

 

 

■劣化について

初期の明るさが70%になるまでの時間を寿命としていることが多いようです。
弊社のLED照明については、寿命は約20000時間としております。
但し、保証値ではありません。ご使用の環境で変わります。

 

 

■光量劣化のメカニズム

LED製品に使われているLEDチップ(発光ダイオード)は
樹脂ケースに蛍光体の入った封止樹脂で覆われた構造になっていますが、
これらの材料が、長い期間使っているうちに徐々に劣化していき、
LEDの明るさが少しずつ落ちて行きます。(光束減退)
つまり、LEDが使っているうちに、最初の頃より暗くなったのではと感じるのは、
「LED素子や蛍光体、樹脂などの素材自体が劣化してきている」ことが主な原因です。

LEDは熱に弱いため、高温に晒されるような環境で使用すると、
LED素子そのものや蛍光体・樹脂などの材料が急速に劣化し、
本来長く持つはずの寿命を著しく縮めてしまう原因になります。

 

 

 関連情報

 

  LEDリング照明の光量劣化について

 

 

 

 

 

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