2021年10月13日

黒つぶれとは?USBカメラ画像での回避方法について

目次

1.USBカメラ映像で起こる黒つぶれとは

2.なぜ黒つぶれが起きるのか?

3.USBカメラ画像の黒つぶれ、白トビ(ハレーション)の回避方法

4.ガンマとは

5.まとめ

 

1.USBカメラ映像で起こる黒つぶれとは

 

観察対象物の箇所によっては材質が異なり、光の反射率の関係で極端に明るいところ、暗いところが出来てしまいます。

下のデジタルカメラで撮影した同じ観察対象物を USBカメラで映し出すと明るいところと、暗いところが混在した 見えづらい映像になってしまいます。

特に暗い部分が黒くつぶれていますね。 要するに、黒つぶれです。

 

 

デジタルカメラ画像   産業用USBカメラ画像
自動調整された画像   黒つぶれしている画像
自動調整された画像   黒つぶれしている画像

 

2.なぜ黒つぶれが起きるのか?

 

デジタルカメラは基本的に設定がオートの為、見やすい映像に自動で調整されますが産業用USBカメラは細かい設定が出来る分、手動でのマニュアル設定調整が必要です。

要するにまだカメラの設定が出来ていないのです。  

 

 

3.USBカメラ画像の黒つぶれ、白トビ(ハレーション)の回避方法

 

上記のような明るさが均等でない場合は産業用USBカメラの設定で「ガンマ」という項目を調整すると光のアンバランスさが無く、綺麗に映し出すことが出来ます。

 

 

ガンマ設定の0.7時   ガンマ設定0.3時

ガンマ設定の0.7時   ガンマ設定0.3時
     

 

 

4.ガンマとは

ガンマ値とは、画像の入出力機器の特性を表す値の一つで、入出力される信号や電圧と、実際の画素の輝度などの関係を表したものです。

 

ガンマ調整とは→詳細はこちらから

 

 

5.まとめ

 

ガンマの設定だけでここまで見え方が変わります。
映像が暗つぶれ、白トビ、ハレーション、光のアンバランスさが大きい場合にこのガンマ補正、設定を行っていただくのが有効です。
弊社、産業用USBカメラ CSシリーズの場合は下記の箇所を調整下さいませ。

 

ガンマの設定

 

 

弊社、産業用USBカメラ CSシリーズの詳細はコチラ

 

 

 

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