2023年10月12日

USB3 Vision とは

USB3.0とUSB2.0の違い

 

通常のUSB3.0とはUSB2.0に対して
・転送速度:500MB/Sec
・USB2.0との上位互換
・最大ケーブル長 3m
等、基本的な部分だけが示されています。

 

その中で、産業用・工業用・マシンビジョン用として安心して使える「USB3.0を利用したカメラインターフェース規格」としてつくられたものがUSB3 Visionです。

(USB2.0には標準カメラインターフェース規格が存在していませんでした。)

 

マシンビジョンとして

 

マシンビジョンとして
 安定性
  ・高速なデータ転送
  ・確実なデータ転送
  ・通信エラー状態からの安定復帰
 堅牢性(対コネクタ)
  ・確実な勘合
  ・筐体に対する確実な固定
を目指してつくられました。

 

通信エラー(パケット落ち)が発生した時にパケットを再送する機能があります。
→これにより、USB2.0で発生していた画面のフリーズ等がほとんどなくなります。

 

映像が 「カメラから → CPUを介して → メモリ」で映像保存されていたものを「カメラ→メモリ」としております。
→CPUの負荷を軽くすることができます。
(メーカーにより「ダイレクト メモリ アクセス」、「ゼロコピーメカニズム」、「DMA」等、異なった表記をしております。)

 

また、コネクタもスクリューロック機能付が採用されております。
GigEカメラと比較しても安定性、速度は同等以上となります。

 

最大ケーブル長3mという欠点もありましたが、最近は光ファイバーを使用した マシンビジョン用ケーブル等も発売されており、10m以上で使うこともできます。

 

この規格に沿ったカメラには、USB3 Visionのロゴが付されています。

USB3Vision

 

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