2020年11月10日

ボアスコープ(硬視鏡)の特徴

■視野について
カタログに記載の視野角で決まります。
但し、同じ視野でも下記のように細径になると狭くなります。

 

<例>
φ0.7とφ2.7を比較した場合、視野角はほぼ同じです。
(φ0.7は70°、φ2.7は75°となります。)

 

これをφ0.7とすると ボアスコープ(硬視鏡)
   
φ2.7はこの太さになります。 ボアスコープ(硬視鏡)
   

 

■解像度に関して
ボアスコープ(硬視鏡)についてはロットレンズタイプとファイバータイプがあります。
弊社の場合、φ2.7mm以上がロットレンズタイプとなります。
これより細いものはファイバーとなります。
ファイバータイプはロットレンズより解像度が落ちます。
ファイバー同士で比較すると、細径になるほど、解像度が落ちます。

 

<例>
M4のネジ穴を観察

 

φ2.7mm ロットレンズ
ボアスコープ(硬視鏡)

 

φ1.6mm ファイバー
ファイバーを束ねている構造の為、ファイバーのハニカム構造のラインが発生します。
弊社の場合、そのラインを消すためにコントラストを少し落としています。
φ1.6mm ファイバー

 

φ0.7mm ファイバー
φ0.7mm ファイバー

 

 

 

ケーブル先端にカメラが内蔵されたタイプの内視鏡で映像が粗いと感じた場合でも、 ボアスコープ+高感度・ワイドダイナミックレンジビデオカメラ(システム例)を使うと鮮明度があがります。 さらにカメラの機能によって白とびや影を少なくすることができます。
(解像度は変わりませんがセンササイズが大きくなり、明るさ・鮮明度が上がります。)

 

ボアスコープシステムを松電舎の製品サイトでご紹介しております。
是非ご覧ください。こちらから

 

 

 

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