2020年10月13日

1倍~1000倍のワイドレンジで観察したい

1倍~1000倍のワイドレンジとなると、ズーム比が1:1000のレンズが必要ということになります。
現在どれだけハイレベルなズームレンズでも1:12あたりのものまでしか世の中には出回っておりません。

 

そこでワイドレンジを実現する方法としては下記3つの方法があります。

 

①レンズを数本用意すること

弊社の可変倍率レンズ標準タイプ(SDS-M)でズーム比1:6.5となります。

つまり物理的に1~1000倍のワイドレンジは不可能ということになります。

ですが弊社のマイクロスコープに使用しているカメラはCマウントであり一般的なものですのでレンズの変更は容易です。

 

標準レンズ:SDS-M

 

標準レンズ:SDS-M

 

マウント:Cマウント

対応カメラ:1/2、1/2.5、1/3インチ

動作距離:90mm

倍率:20~120倍 ※1

※1 弊社の1/2インチカメラに取り付け、17インチモニタで観察した場合の倍率

 

高倍率 ズームレンズ:SDS-FZR

高倍率 ズームレンズ:SDS-FZR

 

マウント:Cマウント

対応カメラ:1/2、1/2.5、1/3インチ

動作距離:95mm

倍率:40倍~ 240倍 ※2

※2 弊社の1/2インチカメラに取り付け、17インチモニタで観察した場合の倍率

しかしレンズを変える場合には照明の見直しが必要となります。

 

特に1000倍のような超高倍率で観察する際には相当な明るさの照明が必要になります。

 

弊社では下記のような1000倍を超えるレンズ、照明もご準備しております。

 

超高倍率USBマイクロスコープ NSH130CS-R

 

超高倍率USBマイクロスコープ NSH130CS-R

トータル倍率200倍~1450倍

 

 

②対物レンズ交換方式のレンズを選択すること

導入検討時から、対物交換式のズームレンズを選択することができます。

 

もともと、このマイクロスコープに標準付属している対物レンズは10倍で、

総合倍率は200~1450倍になります。

 

下記オプションの対物レンズをご準備しておりますので、この10倍対物レンズを取り外して、

下記に付け替えていただくことでワイドレンジとなります。

 

対物レンズ

オプション 2倍対物レンズ QM Plan Apo L2 (2X)

倍率:40倍~240倍

 

対物レンズ

オプション 5倍対物レンズ QM Plan Apo HL (5X)

倍率:100倍~600倍

 

 

③オプションレンズを併用すること

上述した弊社標準レンズは

標準レンズ:SDS-M

 

標準レンズ:SDS-M

 

マウント:Cマウント

対応カメラ:1/2、1/2.5、1/3インチ

動作距離:90mm

倍率:20~120倍 ※1

※1 弊社の1/2インチカメラに取り付け、17インチモニタで観察した場合の倍率

 

この先端に下記オプションの0.5倍レンズを併用いただければ

15倍~90倍になります。

 

0.5倍補助レンズ TG-0.5

0.5倍補助レンズ TG-0.5

 

※現在のレンズ最先端に入れます。

 この場合、倍率ダウンするとともに焦点距離が90mm → 約170mmになります。

 もし、ポールの高さが足らなければ延長ポールもご準備しております。

 

 下記オプションの2倍レンズを併用頂ければ

 60~360倍になります。

 

エクステンダー(x2)RCS-20

エクステンダー(x2)RCS-20

 

※カメラと現在のレンズの間に入れます。

 この場合、倍率はダウンしますが焦点距離は90mmのままです。

※ただし、この方法はあまりお勧めではございません。

 補助レンズはあくまでもレンズにレンズを重ねるため色々と問題が出てきます。

 倍率ダウンする際は、さほど影響ございませんが

 こちらは倍率UPであり、光学的に下記の点で辛いです。

 ・暗くなる、すなわち照明の調光UPする必要があります。

 ・倍率が高いと色分解、レンズ解像度が落ちたりすることが顕著になります。

 よって本来は①や②の方法がオススメです。

 

 

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