2023年08月22日

金属ワイヤーの観察に有効な照明

通常、細径で反射率の高い円柱形状(針金、ワイヤー等)を拡大観察する場合、ハレーションが発生し、観察しにくい場合があります。

 

今回は、下記の条件を様々な方法で照射し、観察しました。

 観察物:φ1mmの針金 および ワイヤー 

 観察機種:マイクロスコープ

 設定:約50倍(視野8×6mm)

 

 

 

 

(1)標準装備のLEDリング照明で観察

反射率の高い円柱形状の観察1  

反射率の高い円柱形状の観察2

 

標準装備のリング照明では反射(ハレーション)が発生します。

 

反射率の高い円柱形状の観察3   反射率の高い円柱形状の観察4

 

 

 

 

(2)対象物の長手方向からローアングルで照射

反射率の高い円柱形状の観察5

 

反射率の高い円柱形状の観察6   反射率の高い円柱形状の観察7

 

 

 

 

(3)アーチ照明

 

反射率の高い円柱形状の観察8   反射率の高い円柱形状の観察9

 

 

 

 

■応用編

「4分割のLED照明」と「Vブロック」を使い観察する方法もあります。

 

<4分割のLEDリング照明>

対角の2カ所を点灯させ、(2)のように対象物の長手方向から照射します。

(これだけで効果が出る場合もあります。)

反射率の高い円柱形状の観察10   反射率の高い円柱形状の観察11

 

 

<Vブロック>

Vブロックに反射板(今回は白紙)を貼り、対象物に光が回り込むようにします。

反射率の高い円柱形状の観察12

 

反射率の高い円柱形状の観察13   反射率の高い円柱形状の観察14

 

 

 

 

上記で使用した「LEDリング照明」、「ツインアーム照明」、「アーチ型照明」は弊社でご用意しております。

詳しくは、製品ページをご覧ください。

 

 

リング照明

 

24,000円(税抜)~

 

 

 

SPF-D2   ツインアーム照明

 

42,000円(税抜)~

 

 

 

アーチ型照明  

アーチ型照明

LV-ARシリーズアーチ照明

 

122,000円~220,000円(税抜)

 

 

松電舎テクニカルサポートデスク

 

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