2020年09月01日

細径穴の内壁検査

ボアスコープが入らないレベルの細径穴の壁面観察は、穴の外から行うことになります。

その為、物理的に穴の直径と同じ深さ程度までしか観察ができません。

 

直径2mm 深さ2mmの壁面観察を3つの方法で試してみました。

 

(1)穴観察用(斜視)マイクロスコープ

対象物を45度に傾けて観察します。

対象物を回すことで全周を確認します。

穴の直径と深さが同じであれば、観察可能です。

 

 

 

(2)インスペクションホールレンズ

魚眼レンズを使った内壁確認専用レンズです。

φ10mm以上の穴の内壁観察に向いています。

細径には不向きです。

参考の為にφ2mmで確認しました。

 

 

 

(3)ワイドアングルボアスコープ

φ2.7mmのボアスコープと可変倍率カメラアダプタレンズを使用。

通常、穴の中に入れて使用するものですが

ワイドアングルの為、外側からでもある程度の観察が可能です。