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ドリルの刃先観察のコツ

金属加工品は白飛びの部分と影の部分の差が激しく、研磨面、メッキ面は特に工夫が必要です。
さらに凹凸、R面があるとさらに難しくなります。

一つの例として、ドリルの刃先(凹凸、R面があります。)を(1)照明、(2)カメラ、(3)背景色、(4)オプションを変えて、見え方の違いを確認しました。

 

φ1.8mmのドリルの刃先
 

<ドリルの刃先 観察例1>

 
(1)照明 
FZ300PC4 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ300PC4 標準 300万画素USBカメラ
(3)背景色
黒色
(4)オプション
無し

 

*金属等の明るい部分は白飛び、
暗い部分は完全な黒色になります。

 

<ドリルの刃先 観察例2>

 
(1)照明
FZ300PC4 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ300PC4 標準 300万画素USBカメラ
(3)背景色
白色の背景
(4)オプション
無し

 

*背景が白いだけでも背景に反射した光が回り込むので黒色背景より見やすくなります。
ハレーションはかなり抑制できていますが影の部分が見えません。

 

<ドリルの刃先 観察例3>

 
(1)照明
FZ300PC4 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ300PC4 標準 300万画素USBカメラ
(3)背景色
白色のV字型背景
(4)オプション
無し

 

※背景の白色の紙をV字にすることで、さらに光が回り込み見やすくなります。

 
 

<ドリルの刃先 観察例4>

 
(1)照明
FZ300PC4 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ300PC4 標準 300万画素USBカメラ
(3)背景色
白色
(4)オプション
レンズと照明それぞれに偏光フィルタを追加(ハレーション除去セット
 
 

<ドリルの刃先 観察例5>

 
(1)照明
アーチ型照明に変更
(2)カメラ
FZ300PC4 標準 300万画素USBカメラ
(3)背景色
白色
(4)オプション
無し

※アーチ型照明は反射する円柱を見るための特殊な間接照明です。

 
 

<ドリルの刃先 観察例6>

 
(1)照明
アーチ型照明に変更
(2)カメラ
FZ300PC4 標準 300万画素USBカメラ
(3)背景色
白色のV字型背景
(4)オプション
無し

※影の部分も白飛びの部分もなくなり、非常に綺麗に撮影できます。

   
別の方法として
ハレーション抑制機能(明るさ平均機能(HDR機能))があります。
(カメラに付属する機能です。カメラにより有るもの、無いものがあります。)
   

<ドリルの刃先 観察例7>

 
(1)照明
FZ200XM 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ200XM 標準 ハイビジョンカメラ
(3)背景色
白色
(4)オプション
無し
※明るさ平均機能 OFF
   

<ドリルの刃先 観察例8>

 
(1)照明
FZ200XM 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ200XM 標準 ハイビジョンカメラ
(3)背景色
白色
(4)オプション
無し
※明るさ平均機能 ON
   

<ドリルの刃先 観察例10>

 
明るさ平均機能に白色V字型背景を追加するとさらに見やすくなります。
(1)照明
FZ200XM 標準 80灯LEDリング照明
(2)カメラ
FZ200XM 標準 ハイビジョンカメラ
(3)背景色
白色のV字型背景
(4)オプション
無し
※明るさ平均機能 ON
   
※ハレーション抑制機能(明るさ平均機能(HDR機能))が付属しているCマウントカメラ
高機能ハイビジョンカメラ
XM200HD